きっかけはこのポストから
琉球のロー選手は琉球を出るべきだろう。 システムに合っていないのか、使いこなせていないのかは分からないけど、ロー選手のポテンシャルが引き出されていないのは事実だと思う。千葉ジェッツにいた時の方が輝いていたと思う。
千葉にいた時からロー選手は素晴らしい選手だと認識していた。それは琉球にいる今もそう思っているのだが・・・
実際のところどうなっているのか数字から探ってみる。
今シーズン(琉球)のロー選手のスタッツ
出場試合 46試合 内スタメン 27試合
平均プレイタイム 25分27秒
得点 14.3点 FG46.8% 2PFG53% 3PFG29.7%
リバウンド 6.9本 アシスト 2.7本
ターンオーバー 1.9本 スティール 0.7本 ブロック 0.6本
EFF(貢献度) 17.9
怪我などもあり出場試合数が46試合に留まったが素晴らしい記録である。
昨シーズン(千葉)のロー選手のスタッツ
()内は今シーズン比
出場試合 54(+8)試合 内スタメン 46(+19)試合
平均プレイタイム 28分03秒(+2分36秒)
得点 17.1点(+2.8) FG49.4%(+3%) 2PFG55.3%(+2%) 3PFG37.6%(+7.9%)
リバウンド 8.1本(+1.2) アシスト 3本(+0.3)
ターンオーバー 1.4本(+0.5) スティール 1.0本(+0.3) ブロック 0.4本(+0.2)
EFF(貢献度) 21.2(+3.2)
出場試合数やプレイタイムが増えている分自然とスタッツは伸びてくるが、どの数値も昨年度の方が良かった。
注目すべきは3Pの試投数が琉球3本→千葉4.4本と大きく減らしているところだろう。
このスタッツだけをみると、昨シーズンの方が輝いていたと言われてもおかしくない数字である。
原因はなんだろう?
ヴィック・ロー選手は琉球・千葉が島根と対戦するときしか見たことなかったが、印象としてはとても器用で便利だなという印象である。どのポジションの選手も守れて、チームに足りないところを補ってくれる。戦術理解度も高く、効率的にプレーする選手という印象であった。では今シーズンはなぜ成績を落としたのか。
琉球と千葉のチームのスタッツを探ってみる。
琉球・千葉のチームとしての違い
昨シーズンの千葉と今シーズンの琉球のスタッツの違いを比べてみると1番の違いは
FBPS(ファストブレイク=速攻でのポイント)ではないかと思う。
今シーズンの琉球のファストブレイクでの得点は440ポイント
1試合あたり7.3ポイントほどである。
昨シーズンの千葉のファストブレイクポイントは759ポイント
1試合あたり12.7ポイントである。
つまり、千葉の方が速攻での得点が1試合あたり5得点ほど多いことになる。
ヴィック・ロー選手には速攻の多いチームの方があっているのではないかと思った。
ハイライトを見てみよう
1試合見る余裕はなかったので、琉球在籍・千葉在籍時のハイライトを見てみた。
見たのは以下の動画
この短い動画を見ただけでもわかるように
千葉時代は速いペースからのアリウープやドライブが見られるが
琉球時代はクレバーにペイントアタックをするようになっている。
どちらが良いとかではないが、この2シーズンで大きくプレイスタイルが変わっているように見られる。
まとめ
ヴィック・ロー選手の2シーズンをスタッツやハイライトから比較してみた。
確かにスタッツだけをみると千葉時代の方が活躍していたのかもしれないが、ハイライトを見るとチームに合わせてプレイスタイルを変化させたようにも思える。
チームに合わせて必要なプレーをチョイスできる選択肢の幅がヴィック・ロー選手の1番の強みではないかと思う。
今週のCSでもヴィック・ロー選手の活躍に期待したい。
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