今季の三遠を見てみよう

Bleague

週末は三遠戦

今週末は三遠戦ですね。強豪チームとの重要な一戦となります。ここでしっかりと勝てれば勢いをつけていけるでしょう。ってことで11月10日に行われた三遠vsFE名古屋戦を見ていきます。

ファールが多い三遠

三遠にはニカ選手がいるのね。久しぶりに見ましたが、いい意味でも悪い意味でも相変わらずのプレーぶりです。早速ムービングファウルをして津屋選手と交代していきます。三遠は3P成功率が2位なだけあり、3Pを2本成功させスタートを切りました。

今季の3P成功率 37.2%(リーグ2位)

ただそこからは吉井選手の怪しいドリブルだったりシュートだったりで得点が停滞します。代表戦でも活躍を見せていた佐々木選手のドライブは相変わらず鋭いですね。島根戦でもDFを切り裂いていく未来が見えます。三遠はFE名古屋のヘンリー選手のストップに苦しんでいる様子。微妙なジャッジも相まって逆点されます。三遠のOFはウィングでボールを動かしながらトップに展開し、ガードの大浦選手・佐々木選手がドライブしてきます。この連携を崩すことが島根のキーとなるでしょう。湧川くんは才能はあるのだけれど、判断の悪さやフィジカルの弱さが目立ちますね。もう少し時間がかかりそう。三遠は激しいDFが持ち味なのでしょう。ファウルギリギリのところでDFしていきます。それらがファールになり相手にFTを与えてしまいます。そのDFが逆に功を奏し、ヌワバ選手のダンクに繋がったりもします。

今季の平均ファール数 20.1(リーグ7位)

ここは島根が狙うべきポイントの1つでしょうね。早めにチームファールを溜めて激しいDFができないようにしたい。

とにかく速い三遠

とにかく速い三遠。リバウンドを取ったらどんどん前へいきます。吉井選手のドライブでスタートしました。

今季の三遠のペース(ポゼッション数) 73.27(リーグ2位)

リーグ平均が70ぐらいなのでかなり速いチームです。ちなみに島根は68.63でリーグ23位です。

三遠はポジションの配置がよく、ガードはここ、センターはここ、というふうに非常に組織されているチームに見えます。逆にそのバランスが崩れると途端に1on1が増えてしまいます。特にウィングにガードが2人いるときにはスイッチで対応され困ってしまいました。だからこその速攻で崩そうぜっていう発想なのですが。結局、激しいDFから速攻で攻め切ってしまうのが強いってことだ。それができるメンバーが揃っている三遠。クラーク選手を放出したのもペースアップが狙いだったりするのかもしれません。前半で16点差がついてしまいました。この試合はここまででいいでしょう。FE名古屋は外国籍が2人いない中よくがんばりました。とくに佐渡原選手はインサイドでしっかりとファイトしていました。

どう戦うべきか

三遠は非常にアップテンポなバスケです。リーグ2位の3P成功率を武器に速攻からどんどん得点をとってきます。DFではフィジカルの強さを生かして体を張って守ってきます。また、セットオフェンスでは1人1人と立ち位置と役割がはっきりしており、明確に攻めたいところで攻めていくという印象でした。では、島根はどう戦うべきなのでしょう。

まずオフェンスはしっかりとファールをもらうことでしょう。このFE名古屋戦でも第1Qは早々にチームファールが溜まってしまったため、FE名古屋にフリースローを多く与えていました。

今季の三遠の被FTr 21.93%(リーグ7位)

FTrとは簡単にいうと相手にどのくらいの割合でフリースローを与えているかだと思ってください。三遠は相手にフリースローを多く与えるチームということです。ちなみに島根は14.48%でリーグ最下位です。ということは島根のFT%が鍵を握るでしょう。

今季の島根のFT% 73.4%(リーグ14位)

FTの確率が上がってくると勝機が見えてくるでしょう。

次にディフェンスは三遠のペースを落としたいところですね。

今季、三遠のペースはリーグ2位で島根はリーグ23位です。どちらのペースで試合が進むかは非常に大事なポイントです。三遠のペースに引きづり込まれないようにしたいですね。そのためにもターンオーバーを減らしたい。

今季の島根のターンオーバー数 12.0(リーグ16位)

島根の負けた試合でのターンオーバー数 14.3

負けた試合ではターンオーバーがとても多くなっています。まぁ負けているので当たり前と言えば当たり前なのですが。

①ファールをもらいながらFTを獲得しじっくりと攻めること(FT80%以上)

②ターンオーバーを減らすこと(10個以下)

の2点がとても重要なポイントになってきます。

中地区・西地区首位対決ですから、どんな試合になるのか楽しみですね。

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