今週の島根の対戦相手は滋賀ですね。そこで水曜日に行われた滋賀vs佐賀の1戦を見ていきましょう。
滋賀は今季1勝10敗のチームです、唯一の白星は琉球。モータム選手(#12)が平均得点20.8を記録しており、リーグ1位の平均得点です。また、リバウンドでも8.6を記録しています。攻守ともにチームの中心と言えるでしょう。スティールが平均3位で、積極的なDFが持ち味と言えるでしょう。ただ、平均失点がリーグ最下位となっており、まだまだ噛み合っていないのかなと思えるスタッツです。
第1Q
游（ゆ）選手(#7)、モータム選手(#12)、常田選手(#17)、江原選手(#25)、カーター選手(#32)がスタートです。佐賀は金丸選手(#14)、チャイルズ選手(#23)、角田選手(#25)、井上選手(#34)、フィーラー選手(#60)がスタートです。初得点はモータム選手からの素晴らしいパスでカーター選手の得点。こういう器用なこともできるんですね。佐賀は角田選手のレイアップで初得点。滋賀は游選手を中心に、ボールを動かしていきます。佐賀は全員がバランスよく攻めながら3Pを狙っていきます。金丸選手がDFを動かしていますね。チャイルズ選手とカーター選手ではチャイルズ選手に分がありそうな佐賀。どんどんアタックしていきます。佐賀はガルシア選手(#2)が入ってきましたね。滋賀は岡田選手(#6)が入っています。さっそく3Pを決めました。フィーラー選手の3Pや速攻から得点を加速させる佐賀。15-21の6点リードされたところでタイムアウト。タイムアウト明け、野本選手のドライブで返していきます。続くモータム選手。佐賀はハレルソン選手がいないところがきついですね。満原選手(#32)が体を張っていますが、厳しいです。20-23佐賀3点リードで1Qを終えました。
第2Q
ガルシア選手のポストアップからファールを誘います。ガルシア選手への有効打がない滋賀。田原選手(#21)が3Pを決め追いすがります。アツい選手ですね。佐賀は相原選手(#35)のドライブ、3Pで加点していきます。游選手がドライブで得点し、佐賀タイムアウト。滋賀はやはり游選手が鍵ですね。游選手にどれだけプレッシャーをかけられるかが鍵となるでしょう。27-32でオフィシャルタイムアウト。佐賀も滋賀ももう1人中心となる選手が欲しいところです。佐賀は角田選手、滋賀は野本選手のファイトが期待されます。滋賀は江原選手のファイトし、フィーラー選手からスティール、モータム選手につなぎ、点差を詰めていきます。滋賀はDFのファイトからの盛り上がりがとても良い。見ていて気持ちの良いバスケットです。モータム選手のドライブからカーター選手のオフェンスリバウンドで滋賀が逆転していきます。佐賀はガルシア選手が出ている時の満原選手がどれだけ頑張れるかが鍵となりそうです。逆に佐賀はガルシア選手をマッチアップした選手がどれだけ抑えられるかが鍵となりそうですね。そんなことを考えている間に金丸選手の3P。お返しに野本選手の3P。38-39の1点差で前半を終了します。
第3Q
スタートからいきなり佐賀が突き放しにかかります。井上選手、金丸選手の連続3Pで点差が一気に7点様で開きます。7点差になったところで、常田選手、游選手、野本選手を入れてウィングを厚くします。ウィング3人はオフェンスでも積極的に崩していきます。スクリーンを使いミスマッチを作ると攻めていきます。この5人がベストのラインナップっぽい。佐賀はガルシア選手を投入し、平面で対応。インサイドには中西選手が入ります。佐賀は日本人のビッグマンがたくさんいていいですね。11月1日にプロ契約したらしい。佐賀はガルシア選手が入ったことで速いリズムが生まれます。自らボールを押し上げリングへとアタックします。互角の展開から一歩抜け出した佐賀が59-53で第3Qを終えました。3P攻勢で点差が広がるかと思いきやウィングを厚くして盛り返した滋賀が追いすがりました。島根を見ていると若いウィングっていいなぁと思ってしまいます。
第4Q
第4Qは佐賀がフィーラー選手を中心にインサイドを攻め立てます。相原選手は手足が長く、よく動いていますね。もう少しフィジカルをつければ非常に便利な選手になりそうです。第4Q残り6分の時点で既にチームファールが溜まっている滋賀。佐賀はオフェンスで攻めあぐねていますが、フリースローで得点を重ねていきます。ここでここまで活躍していた角田選手がアクシデントで退場。すごく痛そう。滋賀はカーター選手のところで攻めていきますが、なかなかボールが渡らない。その間にガルシア選手の3Pで一気に10点差まで広げます。ガルシア選手のボールプッシュから金丸選手のゴールしたで15点差になりました。ここでゲームセットでしょう。
振り返り
お互いに攻め手にかけ、苦しい時間帯が続きましたが、苦しい時間帯にフリースローで繋いだ佐賀が勝利しました。滋賀は第4Qでインサイドの2人がFGを決められないのが痛かった。長い時間出ているので足が止まってしまったように見えました。
出場時間 モータム選手35分 カーター選手32分
野本選手、常田選手、游選手、モータム選手、カーター選手のラインナップは良かったですね。日本人3人でDfを動かしながら外国籍2人でフィニッシュという構図はうまくはまっていました。しかし、そうすると3Pがあやしくなってくる。難しいバランスですね。
野本選手 13得点 FG5/7
素晴らしい活躍でした。ベンチから出てきて攻撃の中心を担っていました。またDFではガルシア選手を担当し、スローダウンさせることができていました。
ガルシア選手 出場時間17分 11得点 FG3/8
滋賀がインサイド2人が外国籍ということで、なかなか出番がなかったガルシア選手。リズムに乗り切れませんでしたね。ただ苦しい時間帯にボールを押し上げフリースローで繋いでいました。それが結果的に終盤点差が離れたことにつながりました。
島根はどうしよう？
滋賀戦はこれまで同様エバンス選手が鍵になります。滋賀の誰がマッチアップしてもミスマッチになります。そこでアドバンテージをとっていけば勝利が見えてくるでしょう。
今節は2勝は最低限として
安藤選手がオフェンスのリズムを取り戻せるのかに注目したいですね。
安藤選手の成績（ここ3試合）平均得点7点 FG9/30 (30%) 3P 4/16(25%)
調子は悪そうには見えないですが、新しいチームの中でシュートのタイミングなどに迷いが見られます。本人もタイミングを見極めている最中でしょう。安藤選手の復調が今節以降、島根スサノオマジックの鍵になるでしょう。
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