なんとか勝ちをもぎ取った名古屋戦振り返っていきましょう!
12-0のロケットスタート
マカドゥ選手、エバンス選手を中心に12-0のロケットスタートでゲームを開始する島根。ディフェンスが良いです。名古屋相手にスティールから速攻などでゲームの主導権を握ります。名古屋はエサトン選手を中心に盛り返していきます。
島根は宇都宮戦の反省から、ディフェンスのローテーションを変えています。ハンドラーのディフェンスがローテーションし、コーナーまで追いかけるようになっています。非常にいいローテーションですがやはりまだまだ慣れていないところがあり、遅れるシーンも目立ちました。12-0とロケットスタートを切った島根ですが、結局1Q終わってみると16-13でした。6分で4得点しか取れていない。宇都宮戦含めて3試合12Qで20点以上とった試合が4Qしかありません。ディフェンスがいいだけにもったいないですよね。
停滞するオフェンスの理由はなんだろう
もちろん3Pの不調はあると思います。ここ3試合で21/75(28%)ですからね。ただノーマークで打ていないというのはあると思います。今季の島根はスタッツにはありませんでしたが、24秒バイオレーションがとても多いように思います。3Pの試投数は昨シーズンが1試合あたり29本、今シーズンが24本と5本近く減っています。この試合でも20点以上取った2Q,3Qでは晴山選手、ケイ選手が3Pを決めています。しかし、内訳を見てみると速攻から晴山選手の3P、オフェンスリバウンドからのケイ選手の3Pなど作った形ではないことがわかります。完璧に作ったと言えるのはケイ選手から安藤選手につないだ3Pぐらいでしょうか。そう見ていくとガード陣がオフェンスを作れないことに問題がありそうです。宇都宮、名古屋ともにアグレッシブなディフェンスが持ち味のチームですからね。ターンオーバーが宇都宮戦GAME1では16、この試合では14となっています。ここを減らしていきたい島根です。
安藤選手、津山選手、納見選手ともにガードではありますが3人ともシュータータイプです。ボールを安定的に運べてゲームを作れる選手が欲しいところではあります。昨シーズンはビュフォード選手がいましたからね。困った時には彼が運んでいましたし、彼がボールを持って落ち着かせていました。これからでもいいので誰か取りませんか・・・
鍵は安藤選手のスクリーン
第3Q残り3分ぐらいのところで2つのいいプレーがありました。それは安藤選手がスクリーンをかけるプレーです。1つ目は安藤選手が晴山選手にスクリーンをかけると見せかけてカッティングから得点をしました。2つ目はその次のオフェンスで安藤選手がクラーク選手にスクリーンをかけてクラーク選手がノーマークでゴール下のシュートに持ち込んだ場面です。安藤選手にはかなり厳しいマークがされていますから、それを逆手に取って得点をとっていました。こういうプレーが増えるといいのにね。そんな感じでいいオフェンスで得点をとっていましたが、中東選手にオフェンスで繋がれてしまい、第3Qで点差を大きく開けることはできませんでした。
お互いに決め手にかける4Qの
島根は安藤選手が下がっている間に点差を1点に縮められてしまいます。そこからクラーク選手などの得点で繋いでいきますが、安藤選手のシュートが当たらず決め手にかけたオフェンスになります。名古屋は斎藤選手がノーマークで3Pを打ちますが、入らず名古屋も決め手にかけるオフェンスになります。そんななかでも張本選手や佐藤選手の積極的なオフェンスリバウンドから得点を繋いで行きます。名古屋が68-66で逆転。しかしそこから安藤選手が意地の3P、タフショットを決め73-69で勝利を手にしました。やっぱり最後は個人だよね。
まとめ
プレビュー記事でも述べたようにエバンス選手、マカドゥ選手のところではある程度アドバンテージを握っていました。少し気になったのはマカドゥ選手、エバンス選手の判断が悪いこと。マカドゥ選手のボール運びやエバンス選手の3Pは本来のメインオプションではないはず。たまにやるから効果的なのです。この試合でもエバンス選手がスルスルと外に出てきて、3Pをエアボールするシーンがありました。マカドゥ選手がボール運びをしてエサトン選手にとられるシーンがありました。色々やりたくなるのは良い選手の性みたいなものですが、自分の仕事を振り返って欲しいと思います。安藤選手は試合終盤に存在感を見せ勝利を呼び込みました。ただ調子が上がってきているとは言えない状況です。次は滋賀戦です。ホームだし2連勝してバイウィークを迎えたいですね。またプレビュー記事を書こう
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