次の対戦相手は越谷アルファーズ
今週の島根スサノオマジックの対戦相手は越谷アルファーズです。そこで先週末に行われた越谷vs琉球の試合を見てみました。越谷の試合は初めてみましたが、知っている選手が多く、面白い試合でした。それでは見ていきましょう!
選手構成
越谷のスターティング5は橋本選手、松山選手、カイソット選手、ギブス選手、ソアレス選手の5人です。カイソット選手は広島にいましたし、ソアレス選手は名古屋DDにいた選手です。また、橋本選手はA東京にいましたし、ギブス選手はSR渋谷にいましたね。また、ベンチから出てきていたピーク選手は得点能力が高く、B2でも得点を取りまくっていた選手です。
スターティング5の構成を見ると2人のアウトサイドプレーヤーに3人のインサイドプレーヤーと島根と同じ構成となっています。過去に対戦した、北海道、仙台はどちらも3人のアウトサイドプレーヤーに2人のインサイドプレーヤーだったので、今までとは少し違った対戦になるかもしれません。それは後ほど述べるとして試合を見ていきましょう。
いきなりズレたマッチアップ
琉球のスターリン5は、岸本選手、松脇選手、脇選手、アルマ選手、クーリー選手とアウトサイドプレーヤー3人の構成でした。そのため、松脇選手がギブス選手にマッチアップする形になります。当然そこから崩していく越谷という形で試合が始まりました。それにしても44歳とは思えない動きを連発しているギブス選手。すごすぎる・・・
ベンチから違いを作っていく2人
琉球はロー選手、越谷はピーク選手がベンチから出てくるとお互いに仕掛け合います。特にロー選手の万能性と知性はすごく的確に相手の嫌なところをついていきます。ギブス選手やカイソット選手と対峙するとドライブで仕掛けたり、他の選手のマッチアップのズレを使って攻めていきます。対するピーク選手も負けじとドライブからキックアウトしゲームを作っていきます。
点差が離れていく
試合開始から岸本選手がボールを持つと自由に動きながら3Pを狙っていきます。あまりにも縦横無尽な動きにびっくりしてしまいました。細かいステップとドリブルからシュート、パスどちらも混ぜながらオフェンスを作っていきます。点差が離れ始めた2Q中盤から越谷はチームファールが溜まっており、琉球に試合を通して29本のフリースローを打たれてしまいました。特にソアレス選手の3ファールは痛かったですね。対する琉球はファールが溜まっておらず、ピーク選手のドライブに対してファールを有効活用しながら止めていきました。この辺のファールをいかに有効活用するかというところで差が開いてしまった印象です。
3ビッグ対決
後半に入ると琉球もカーク選手を入れて3ビッグ対決にしてきました。ここで活きてきたのがカイソット選手のアウトサイドシュートと長さです。カイソット選手のアウトサイドシュートが何本か決まってきてカーク選手やクーリー選手が出ていかざるをえなくなりました。また、DFでも常にヘルプポジションにおり、クーリー選手をブロックするシーンもありましたね。
ただ、全体を通してフィジカル面で琉球が勝っており、単純な3ビッグ対決なら琉球に軍配が上がりました。注目ポイントはカーク選手、カイソット選手が下がった時です。琉球は小野寺選手が出てきてピーク選手にマッチアップすることでできるだけミスマッチができないようにしていました。越谷はカイソット選手が下がった時には井上選手が出てきていましたが、琉球のインサイドには対抗できませんでした。(まぁ、できる日本人ほとんどいないんだけど)そんなこんなで差が開いていきました。点差ほどの実力差はなかったように見えましたが、クオリティの差を活かして琉球が勝ったという印象でした。
じゃあ島根はどうするのって話
最初に述べた通り、2人のアウトサイド、3人のインサイドのチームと対戦するのは初めてであり、こういうチームとの対戦でどうなるのか見たかった。基本的には琉球がやったようにガード陣は栗崩していけそうではあります。あれだけ岸本選手が自由自在に動けるのならば安藤選手や津山選手もある程度はできるはずです。また、カイソット選手を3Pラインあたりまで引っ張り出すことができればそこから1on1で攻めたり、インサイドまで押し込めたりできるでしょう。カイソット選手とエバンス選手のマッチアップでどちらが超越していくのか。ギブス選手に対してマカドゥ選手が押し込んでいけるのかなどたくさんの注目ポイントがありますが、、、
個人的な注目ポイントを2つに絞りましょう。
①ガード陣の活躍
②ピーク選手に誰がマッチアップするのか の2つですね。
①は先ほども述べたようにガード陣がどれくらい切り崩していけるかが大事になってきます。越谷のガード陣はそこまで脅威ではないと思うので、OF/DF共に圧倒するくらいの活躍を見せて欲しいところです。
②はいつもの問題ですね。白濱選手がいれば解決する問題でもありますが、果たして、、、
基本的にはクラーク選手がマッチアップすることになるとは思いますが、どこかで必ず2ビッグにしないといけない(エバンス選手が下がる)時間帯が来ます。その時に代わりに入ってくる晴山選手がどこまでピーク選手をスローダウンさせることができるのかに注目ですね。本当に頑張って欲しい。
今までの2チームは順当にいけば勝って当たり前の2チームだったと思いますが、越谷に関してはどうなるかわからないといったところでしょうか。アウェーだし1勝1敗ぐらいのような気もしますが、ここでも連勝できれば今季の島根には期待せざるを得ないでしょう。勝って琉球戦につなげたいですね!!!
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